お疲れ様です卍
さて、2月もあっという間に過ぎてしまいました。前回の記事にも書いたが、時間の経過が早過ぎて本当にヤバい(ヤバい)。
そういう事で今回も年始に立てた目標である『読書1ヶ月3冊』の経過報告と、2月に読んだ本の紹介と簡単な解説をさせて頂きます。
今日はまだ2月。いいね?
しかし正直なところ、今月は自信を持って報告出来る程の量を読めてはいない。
原因としては、息子の寝かしつけの時に一緒に寝落ちしてしまう日が増えた事があげられる。就寝前の時間を読書時間に当てていた事もあり、読書自体出来ない日が何日もあった。
最近になってようやく寝かしつけに慣れてきたところなので、徐々に生活リズムを整えていきたいところだ。
言い訳はこれくらいにして読了した本の報告をしていく。
働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける(ヒロシ)
この本は、以前書いた記事にて実践した「投資家的選書」によって選んだ書籍である。
テーマを「働き方」に関連した本に絞り、分かり易さと説得力を重視して選んでみた。
おかげで読んでいてダレる事も無かったし、とても満足して読み切る事が出来た。
この本の著者であるヒロシさんといえば、「ヒロシです・・・」のお笑いネタでお馴染みで、2000年中頃に大ブームを起こしたお笑い芸人である。
最近では芸人として活躍する姿は見なくなったが、ヒロシさん個人のYouTubeチャンネルにて投稿したキャンプ動画がキッカケで再びブレイク。お笑いネタ番組から全く新しい舞台で活躍するようになり、僕の知っているところでは『実写版ゆるキャン△』にもゲスト出演するほどキャンプ業界では注目される存在となった。
本書では、そんなヒロシさんが「ヒロシです・・・」の時代から再ブレイクするまでの活動を踏まえて、現代における新しい働き方について解説する本となっている。
僕の解釈を簡単にまとめとこうなる
『好きなことに手当たり次第手を出し、黙々と続けていこう』
本書を読み終わった僕のマジな感想だ。
僕の解釈だと雑過ぎて薄い内容に見えるかもしれないが、実際はすごく分かりやすくて説得力のある本である。
会社という組織における縦社会の不自由さと、好きな事に特化して活動する事の有用性を繋げており、その上で自分の成功体験からなる新しい働き方について体系立て解説をされている。
ヒロシさんという人物についても詳しく記されており、その行動力とは対象的に引っ込み思案な性格で、「お前は俺か?」と思ってしまう程に人間味のある人物だ。性格的に僕と似ている点が多かったためか内容も共感出来る部分が多く、読んでいて苦にならない一冊でした。
そんはヒロシさんが提唱する『働き方2.0』とは、僕のように世間に対して「やりづらさ」「生きづらさ」を感じている人にとっては自信が持てる考え方である。
自分の好きな事を仕事にしたい人や、新しく何かを始めたい人、または現在何かを続けているけど自信が持てない人には是非読んでみてはいかがでしょうか?
読めばきっと「動き出す勇気」を得ることが出来るでしょう。
ちなみにタイトルの『働き方1.9』が『2.0』ではないのか、本書を最後まで読めば分かるようになっている。知ればヒロシさんという人物をより深く知る事が出来るでしょう。
ピカ待ち☆ふたご絵日記(pika)
この本は妻が買ってきたものだが、表紙の双子のイラストが可愛さに惹かれて読ませてもらった本である。
なのでこの本を読むまで内容はおろかpikaさんというブロガーの存在すら知らなかった。
表紙に釣られて読む前は本書のことを「よくあるエッセイ漫画」程度にしか思っていなかった。しかしその実、双子を持つ家庭のリアルと親の苦労を学ぶ事の出来る「教養本」だったのである。
有りそうで無い双子の育児漫画ということもありとにかく勉強になる要素が多かった。
なにせ双子の育児なんて想像もつかないからだ。
例えば「息子がもう1人居たとしたら」というシチュエーションで考えてみても絶対に大変であるだろうが、それ以上の具体的な所までは全く想像も付かない。
しかし本書はそもそも漫画形式で描かれているため理解しやすく、育児のよくある場面で共感できつつ、双子の育児という未知の世界を面白おかしく学べるようになっている。
pikaさんの育児には感心出来るところが多く、食事についてもひとりっ子ですら苦戦するところを2人同時に行っており、pikaさん大き過ぎる〈育児力〉の差というのを見せられてしまった。
個人的には巻末の「同時授乳15手」がお気に入りで、双子だとここまで多くのバリエーションがあるのかと感心してしまった。
共感と教養が融合したこの1冊、自分よりも育児で苦労している家庭がある事を再認識させてくれ、今後双子の子どもを見た時の印象を変えるキッカケとなりました。
双子の育児のリアルを知りたい方は読んでみては如何でしょうか。
ワンオペJOKER 2巻(宮川サトシ・後藤慶介)
皆さま『ジョーカー』というキャラクターをご存じでしょうか。
アメリカンコミックの『バットマン』に登場するキャラクターで、タイトルと同名のヒーローの敵役であるが、殆どの場合は漫画よりも彼の登場する劇場映画で知った人が多いだろう。
原作『バットマン』におけるジョーカーはどんなキャラなのか。黒装束に身を包んだ正義と秩序の番人であるバットマンとは対照的で、異様に引きつった笑顔の白化粧とド派手なコスチュームの狂気の愉快犯なのがジョーカーである。
よくあるヒーローの敵である「体がデカイ・力が強い・部下が多い」といった特徴は無く、只々犯罪をジョークとして行うのがジョーカーの大きな特徴である。
最近だとホアキン・フェニックス氏が演じた2019年公開の映画『joker』が衝撃的だったが、ジョーカーとは単体で映画化される程の人気のヴィラン(悪役)なのだ。
『ワンオペJOKER』はそんなジョーカーのスピンオフ作品の1つだ。
しかしこの『ワンオペJOKER』は上記の設定とは雰囲気が明らかに違い、「赤ちゃんになってしまった敵役であるバットマン(バットちゃん)を、ジョーカーが元の正義のヒーローとして育てるためにワンオペで育児する」というふざけた内容の漫画なのである。
こんな設定を許可したDCコミックの懐のデカさが伺えるところである。
この漫画の1番面白い点は、前述した通りの設定のジョーカーが至って真面目に育児をしているシュールさにある。モノローグでは彼らしい狂人の様なセリフはありながら行動は完全に子を持つ親そのものなのである。
同じ子を持つ親ならば育児のあるあるに共感できつつ、ジョーカー×育児というシュールなギャグが楽しめるのが『ワンオペJOKER』という作品なのである。
今回読んだ2巻では育児が始まったばかりの1巻とは違い、より生々しい育児模様が描かれており、バットマンと繋がりの深いあのキャラクターも登場した。
個人的に好きなエピソードは『バットマンが保育園で作った制作物を「大人の手の入ったゴミクズ」と思いつつも、なんだかんだ捨てられず住んでいるアパートの廊下に貼り尽くしている』というエピソードである。
これ実はかなりあるあるで、僕も息子が作ってきた作品を「大人の手の入った物」と思いつつ、なんだかんだで壁に貼ってしまっている。ジョーカーがそうなんだからどこの親もやってしまうのだろう。
あとこの作品、僕の妻にも読んでみてもらった。
ヒーロー作品のスピンオフを読んで楽しんでくれるか不安だったが、ワンオペ育児を取り扱った内容であったためか、女性にも共感出来る要素が多くて大変好評であった。
妻的には『リモコンを舐めてるバットちゃんを見てるだけの1日に突然来る「初めて立った」というサプライズ』のエピソードにいたく感銘を受けていたご様子だった。
これは読んでいて思ったのだが、育児の描写が大袈裟なくらい分かりやすく描かれており、そこが女性にも受け入れやすい作品となった要因なのだと考えられる。
ジョーカーというキャラクターを良い意味で壊すシュールなギャグ漫画な本作は、バットマンを知る層・知らない層のどちらも楽しめる作品となっている。
子の有無や男女に関係無く全ての人に読んで貰いたい作品でした。
まとめ
やはり育児漫画は良い。短い時間でサッと読める上に学びがあって面白い。
読む本については活字・漫画といった種類にこだわりは無いが、やっぱり理解しやすさは正義である。
あと好きなジャンル・気になるジャンルの本というのも同様に理解しやすく、内容が頭に入って来やすいものだ。
そしてこうやって記事にしている事で更に頭に残りやすくなり尚良い。
これから自身を伸ばしていくためにも読書とアウトプットの時間を確保しつつ、育児の方も頑張っていきたいと思う。
以上、ありがとうございました!
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