母の日だから最近の『ママキャラ』について考える

コラム
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本日、5月8日は母の日である。この日は自身の大切な母親やパートナーへ対して感謝の気持ちを伝える日だ。母の日の贈り物といえば、赤いカーネーションが一般的であるが、今年の僕も例に漏れず、赤いカーネーションのソープフラワーを、母と妻へ贈らせて貰った。
余談ではあるが、香りが良く可愛い見た目ということで、ソープフラワーは妻から好評である。

Bitly

さて、そんな母の日の主役といえば、当然感謝される対象の母親だろう。
そして、母親といえば何か。そう、『ママキャラ』である。

ということで、ここ最近特に活躍している注目の『ママキャラ』を、僕の独断と偏見により3キャラ紹介させて頂く。

ママキャラとは?

読んで字の如く、キャラクターの母親のことである。

特定のキャラクター(所謂子どもキャラ)と血縁関係にある者を指す場合が一般的ではあるが、昨今のアニメ・ゲーム・漫画界隈においては例外が多い。
例えば、特定のキャラクターとは一切血の繋がりが無いものの、過剰とも言えるほどのお節介さ・面倒見の良さなど、母親特有の個性や雰囲気、または母性を持ったキャラを、ママキャラと指す場面がある。
この場合のママキャラは、特定のキャラクターと比べ必ずしも年上とは限らず、同年代、或いは年下であってもママキャラとして呼ばれる場合もある。

つまり、『ママキャラ』とは、子どもキャラとの血の繋がりに関わらず、精神的、または本能的に『ママ』と認知させられる存在のことを指すのである。

2022年注目ママ

①ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)

漫画『SPY×FAMILY』のキャラクターにして、本作を代表するママキャラの筆頭。市役所職員ではあるが、その正体は凄腕の殺し屋「いばら姫」である。年齢は27歳。
職場での人間関係のゴタゴタや、弟からの心配を避けるために、本作主人公ロイド(正体スパイのコードネーム・黄昏)と偽装結婚をした。その時、ロイドの連れ子であるアーニャ(正体テレパシー能力者)の義母となる。

そう、1人目から既に子どもと血縁関係の無いママキャラ(ちなみにロイドにとっても里子のため血の繋がりがない)である。
しかし、本作は今年4月9日からアニメ版が放映されたことで知名度は急増している。
元々、原作である漫画版も人気作品として知られており、多くの読者から期待されていた。アニメ版はその期待通りの出来栄えで、シリアス・ギャグのバランス良い雰囲気と心温まるストーリー、安定した高水準のアニメーション完成度、OP・ED共に大人気アーティストによる楽曲など、あらゆる面において高い評価を受けている。
そして今回のアニメによって、作品人気だけではなく、ママキャラであるヨルの知名度も爆増したという訳である。

ヨル自身のママ力(ちから)が今後どの様に発揮されるか、放送中のアニメでの今後の活躍に期待である。

アニメ『SPY×FAMILY』
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載中)のアニメ『SPY×FAMILY』公式サイト。10月7...

②ヒリング(王様ランキング)

出典:王様ランキング2話目 マンガハック(https://mangahack.com/comics/5207)

漫画『王様ランキング』のキャラクター。ボッス王国の王妃であり、ボッス王の後妻。ボッス王国との間に生まれたダイダとは実母だが、主人公・ボッジとは継母関係にあたる。

血の繋がりが若干怪しいママキャラではないか、と思われてしまうかもしれない。
しかし、ボッジに対する不器用な愛情と、体を張った献身的な姿勢は、もはや一切の血の繋がりを感じさせない。普段ヒステリックで厳しい性格ではあるが、ボッジとダイダに対する愛情は深く、どちらの子に対しても分け隔てなく愛を注いでいる。
単純なママ力(ちから)で見れば、歴代ママキャラの中でもトップクラスではないだろうか。

昨年10月にアニメ版の放送が開始され、多くの人に作品が知れ渡った。作品としても感動するシーンが多く、ヒリングが子どもたちに向ける愛情のあり方に心打たれた視聴者も多かったのでは無いだろうか。
ついこの間の3月に最終回を迎えたこともあり、まだまだ記憶に新しいヒリングママだが、ママキャラという属性を啓蒙させる素晴らしいキャラクターだったのではないかと思い、今回紹介させて頂いた。

アニメ「王様ランキング」公式サイト
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③西住しほ(ガールズ&パンツァー)

出典:ガールズ&パンツァー(https://girls-und-panzer.jp/chara/shiho/)

アニメ『ガールズ&パンツァー』のキャラクター。戦車道名門の西住流の師範兼高校戦車道連盟の理事長。通称・家元。

娘は2人存在し、作品の主人公・みほは家元の次女にあたり、長女・まほはみほたちの学校の所謂ライバル校のあたる。

『ガールズ&パンツァー』は2012年に放送された全12話の作品で、後にOVA・劇場版が作られ、現在も劇場版である「最終章」がシリーズ作品として展開中である。現在も新作が作られてはいるものの、家元の初出は9年前。ママキャラとしては目新しさも無く、ややフレッシュさに欠ける(母親なだけに)。にも関わらず、なぜ家元を注目のママキャラとして紹介したのか。
答えは、現在配信中のソシャゲにあった。

出典:ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!(https://garupan-app.com)

スマホ用ゲーム『ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!』において、最高レアリティである★5のキャラとしてそれなりの数が実装されている。ユーザーからどれほどまで人気が高かったかが窺える。

作中でもメインを張れるキャラとは言い難いママキャラが、女子高生と同じ服装な上、同レアリティで肩を並べているこの現状。これからの家元がどうなってしまうのか、ある意味で注目ではあるが、大きく変化しようとしているママキャラという属性にも、今後注目して行かなければならない。

ガールズ&パンツァー最終章
ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!

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まとめ

注目のママキャラ3選は如何だっただろうか。
ただのニッチなキャラとは思えないほどに、どのキャラクターも魅力的たと言えるのではないだろうか。個人的には家元と『ガルパン』の今後がどうなるのか、大変興味深いと思っている。

当記事を読んでママキャラを知った方は、次回からアニメ・ゲーム・漫画作品を注意深く見て頂きたい。きっとに素晴らしいママ力(ちから)を秘めたママキャラが潜んでいることでしょう。そして、あなただけのママキャラを見つけてみて頂きたい。
そして、ママキャラなんて探してないで今すぐ自分の母親に電話するなどをして親孝行をしてほしい。親を泣かせていはいけない。

Bitly

以上、ありがとうございました。

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