【マイブック―2024年の記録―】マイブックをユルく続けるためには

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お疲れ様です、manjiです。
改めまして、新年明けましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、新年を迎えて早々に余りにも色々なことが起こりすぎた訳だが、今回はそれらの件に触れず『マイブック』について語っていく。

昨年の元旦から始めた2023版マイブック。主に日記帳として使い、書かない日があったり、2〜3日に一度まとめて書いてたりと何やかんやありたがらも、どうにか12月31日の貢まで書き切ることが出来た。
僕にとって『マイブック』は、昨年書いた1冊が初めての『マイブック』であり、人生において初めて1年分書き終えた日記帳でもある。元々飽きっぽい性分なこともあり、自分史上でもかなりの快挙だったといえる。何せこれまで長続きした習慣は数えるほどしかなく、健康の為通い始めたスポーツジムには6ヶ月で行かなくなり、老いさらばえた顔面の保湿を始めてみれば1ヶ月続かず、早朝に夕飯のおかずを1品作る朝活は1週間後にはやらなくなり、高校時代勉強を頑張ろとした決意は10分で未達となるなど、惨憺たる敗戦歴を重ねてきている。

そんな1年間続いた実績が本年度版『マイブック』と当記事を書くモチベーションを与えてくれた。

ということで今回は、昨年の『マイブック』を振り返ることで1年間書き続けてきた自身のマインドを分析し、『マイブック―2024年の記録―』を書き続けるための糧にしたいと思う。

マイブック:2024年の記録 (新潮文庫 ん 70-26)
マイブック:2024年の記録 (新潮文庫 ん 70-26)

マイブックとは

マイブックには、日付と曜日しか入っていません。これは2024年のあなたがつくる、世界に一冊だけの本。どんなふうに使うかはあなたの自由です。日記をつづってもよし。手帳として持ち歩くのもよし。誰にも思いつかないオリジナルな使い方を試してみるのも、きっと楽しいでしょう。毎日使い続けて完成させたなら、他のどの本よりも記憶に残る、とっておきの「自分の本」になっているはずです。

出典:大貫卓也/企画・デザイン『マイブック―2024年の記録―
』|新潮社(https://www.shinchosha.co.jp/book/120876/)

先ずは『マイブック』が何なのか、振り返っていきたい。

マイブックに中身は無い。一応本としての体を成している点といえば申し訳程度に目次と奥付けぐらいなもので、文章と呼べそうな文字は巻末の説明書きにしか記されていない。主要な頁には◯月◯日(◯)と月日曜日が、各月の最初となる頁にはデカデカと◯月と記されており、残りの空間(というか本書の9割以上)は白紙となっている。本書巻末に使い方と使用例が記されているものの、本書を使用する上で決められた決まりや縛りはない。

本書で唯一の文章っぽい文章

とはいえ頁のほとんどが余りにも無味乾燥とし過ぎている。日記として使うにしても時間割や祝日・記念日はおろか、六曜や六十干支といった気の利いた記述がある訳でもない。罫線すらないのでノートとして使いにくく、イラストを描くには頁の耐久性が心許ない。

しかし、使い方の無いほぼ白紙の本だからこそ如何様にも使ってもいい。先に挙げた日記でもノートでもスケッチブックでも良い。小説や漫画を描いても良い。花や野菜、ペットや子どもの様子を書き記しても良い。何なら買い物や電話のメモにも使えるかも知れない。決まりが無いのだから貢いっぱいに文字を埋めようが、何も描かなかろうが、頁がインクで滲もうがボロボロになろうが、どうしたって構わない。

そうしてすべての頁を描き終えた時、使用者の1年やら成長やら内面やらの詰まった自分だけの本=マイブックが完成する。来年の目標を立てるときや、自身の向かう道が見えなくなったときに、あたなの1年を記したマイブック  あなたの1冊が役立つはず。

『マイブック―2023年の記録―』の振り返り

記入内容について

主に日記帳として日常の出来事とかプライベートについてとかを書き連ねていた。
割合としては仕事4割、プライベート4割、その他2割。

仕事についての記述は、その日の業務が半分、その日の恨み辛み嫉み半分といった感じ。過去の自分は本書を感情の捌け口として利用していたようだ。尚、汚い言葉が多いため画像が出さないでおく。

プライベートについては、主に息子の成長記録を書き留める用途で使っていた。風邪を引いて付き添っていた日や、家族で遠出して遊びに行った日などの記録が記されており、「あの時はああだったな〜」と思い出すのにとても役立つ。何といっても文字の方がスマホの写真よりも当時の出来事が鮮明に思い出せるのが強い。この点だけでも『マイブック』を続けてよかったと思える。
ほかには妻や息子の誕生日に準備する物を書き留めるのにも役立っていた。マイブックには月末と月初の頁の間に何も書かれていない真っ新な貢が何枚かある。そこを利用し、欲しいプレゼントやら食べたいものほか、最近気になっているものとかを書き留めていた。スマホではできない、雑に記せる雑記帳ならではの使い方である。

その他の部分については、その日に読了した本についてや観終わったアニメや映画についてのほか、その日に見聞きした言葉や漢字を書き留めていたりしてる。もう1つのブログとしてだったりメモ帳としてだったり、かなり雑に使っている。
また、読み返しの作業を簡略化するため、各月最初の頁にその月で起きたイベント名を日付と共に書き記していた。これはやって正解だった思う。

年始から年末までのモチベーション推移

ざっと読み返した感じ、1月から9月あたりでモチベーションが右肩下がっており、10月から12月の間は義務感だけの惰性で続けている。
1月を100%とし、9月まで右肩下がりで40%まで下降していき、12月までほぼ平行線で推移するイメージだ。
少し詳しく見ていこう。

書き始めた頃、特に1月は特にお正月だったこともあり余白いっぱいに文字を書き込んでいる頁が多い。スタートからフルスロットルで走りがちなのは三日坊主最大の特徴である。当日のイベント以外にも、最近読んでいる実用書について思うことやメモなんかが記されており、我がことながら意識の高いフリしてんなって思う。

以降もこのハイペースがしばらく続く。仕事の影響で書く時間が取れない日がありはしたが、どうにか毎日書く作業だけは続いている。
しかし、3月辺りになるとイベント事も少なくなてしまい、ほとんどの頁が仕事についての記述で埋まり、遂に3月末には惰性で書いてる様子も見られるようになる。尚、この頃にはもう意識高い系のマネをしなくなっている。新生活シーズンの4月になるとイベント事も多くなり、どの頁の記述量も増えていってる気がする。イベント事と記述量は比例して増える傾向にあるようだ。

で、5月になると仕事が忙しくなったせいか、仕事についての記述が増えていき、9月になると遂にモチベーションが目に見えて降下している。毎日ではなく2〜3日に1度まとめて記入していたりと、記述が曖昧でスカスカな頁がいくつか見られる。仕舞いには全く思い出せず何も書いてない貢もあったり。

以降、何かを諦めたのか、或いは覚悟が決まったのか、9月と同様のモチベーションの記述が続く。そういえば当時もう「何かあったら書く」の精神で書いていた気がする。無理しなくなったのか、文体もどことなくユルい気がする。何も書かない貢が減っているため、なるべく毎日書く習慣が戻ってきている様にも見える。

僕は「何か書こう」と燃やしていたモチベーションを最終的に「続けよう」にシフトさせたのだと思う。
その日起きたこと、やったこと、気になったことを、そのまま書き続ければ、一応は過去を振り返ることができる。と。もしかすると将来の自分のため、というのもあったのかも知れない。
ともあれ「無理せず続ける」
これが、少なくとも3ヶ月は続けられた継続の秘訣だったのかも知れない。

気になった記述

落書き
何もない日・何があったか思い出せない日
息子の誕生日メモ
何も無さすぎてスプラ3のことを書いた日
賢ぶろうとした日

『マイブック―2024年の記録―』を続けるためには

昨年のマイブックを振り返ってみることで色々と学びを得られた気がする。
継続するために必要なのは

  • 感情の捌け口、日記帳、雑記帳、メモなど多様な使い方を受け入れる
  • 将来の自分のために
  • 無理せず「続ける」ことを第一に

以上の3つだった、のかも知れない。

読み返してみると我ながらカッコ悪い使い方をしているなって思う。でもまあ、結局自分しか読まないからまあいいじゃんというスタンスで、無理せず今年も『マイブック』を続けていきたいと思う。

マイブック:2024年の記録 (新潮文庫 ん 70-26)
マイブック:2024年の記録 (新潮文庫 ん 70-26)

以上、ありがとうございました。


◯書籍情報

作名・『マイブック―2024年の記録―』
企画 デザイン・大貫卓也
販売元・株式会社新潮社
発売日・2023年10月1日
定価価格・430円(税別)
形態・文庫本
判型・A6判
ページ数・400
ISBN・9784101208763
大貫卓也/企画・デザイン『マイブック―2024年の記録―』|新潮社

大貫卓也/企画・デザイン 『マイブック―2024年の記録―』 | 新潮社
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