「Amazon ブラックフライデー 2022」に逆張りする

コラム
スポンサーリンク

ご存知、大型ネット通販サイトAmazonにおける超大型セール「Amazon ブラックフライデー」が現在開催中だ。期間は11月25日0時0分から12月1日23時59分までの7日間となっている。
テーマは「さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を」
期間中、数量限定などの各種タイムセールが随時行われるほか、条件付きでポイント還元率が上がるポイントアップキャンペーンが実施される。

年内最後のビックセールであるこの日のために、日頃からお目当ての品物をチェックしていた人、或いは日頃の鬱憤を爆買いという形で発散しようと考えている人など、皆様々な思惑を持ってセールに挑んでいることだろう。

Amazonでいつも見るやつ

今回は、そんなウキウキなビッグセールに対し注意を喚起しつつあえて逆張りをキめていきたいと思う。

値下げ率とポイント還元率のせいで冷静さを失った方々。
Amazonの情報量の多さに理性を失いかけている方々。
今一度冷静になってもらいたい。

逆張り①:その商品、本当に必要?

先ず、あなたの今買おうとしているその商品は、あなたにとって本当に必要なものなのだろうか。

期間中、続々と開催されるセール。ページ内に次々と列挙されるお得商品。高い値下げ率に、減り続ける在庫数。ユーザーは常に購買意欲を刺激され続けることになる。一方、あまりにも多い情報量に、ユーザーは気力・体力をすり減らされ続けることにもなる。

そんな状態ではまともな判断などできはしない。

カゴに入れた商品が本当に自分に必要な物なのか。
その商品を使うビジョンが思い浮かぶのか。
自分の身の回りにマッチしているのか。
そもそも同じ物持ってないのか。
というか、そもそも本当に欲しい心から思っている物ならば、セールに関係なく既に買っている筈だ。

今一度、胸に手を当てて冷静に考えて頂きたい。

逆張り②:その金額、支払っても大丈夫?

本当に必要な物か考えた末、購入を決意した人へ。もう一度冷静になって購入価格の総計を確認してみてほしい。
それは本当に支払っても大丈夫な金額なのだろうか。

「セール期間外で買うより数円お得だから長期的に見ても買った方がイイ!」
「数に限りがあるから今買った方がお得!」

そういった声が聞こえてきそうだ。あなたの言っている事は正しい。
だがちょっと待ってほしい。

そもそも販売者というのは、商品画像や表示価格、品名に説明文、果てには在庫数までも利用し、ユーザーへ「買う理由」を与えるが、肝心のお財布事情については一切考えてくれない。
それもそのはず、お金の有無、買うか買わないかはユーザーに委ねるられているからだ。
しかし、販売者はユーザーの判断を揺るがすほどに、強烈な「買う理由」を突きつけてくるのである。

だが、それ以上にユーザーにも「買わない理由」が存在する。
円安、物価の上昇、収束しない流行病、某国同士の争い、飛び交うミサイル、頻発する災害、少子高齢化、老後2,000万円問題、日本vsコスタリカの勝敗、etc…。
不安を数えはじめるとキリがない。

これほどまで世に溢れている「買わない理由」と、Amazonの提示する「買う理由」。
一度天秤にかけて考えてみて頂きたい。本当にその価格を払って大丈夫なのだろうか。

逆張り③:それ、本当に安い?

そもそもセール品だからといって、その商品が本当に安くて得する商品なのか。それを一体どれだけのユーザーが判断出来ているのだろうか。
セールより以前から商品をチェックし続けつつも、他店との価格差調査を怠らなかった者はその限りではない。
しかし、Amazonユーザーはそんなガチ勢だらけな訳ではない。僕のように逆張りをする者もいれば、ただ雰囲気で買い物をするものだっている。そんなユーザーが「年内最後のビッグセール」という文言とお得そうに見える値下げ率に乗せられてしまい、実はそこまで飛び抜けてに安いわけでもなかった商品を買ってしまう事態に陥ってしまうのである。

そうなる前に、購入理由が「安いから」だけなのかどうか確認して頂きたい。
その商品が欲しかった物ならばまだいい。しかし、商品よりも価格に惹かれて買ってしまうのはどうにも良くない。

もしあなたが「Fire TV Stick」の50%オフの価格に魅力を感じ、購入を決断したとする。しかし、あなたはそもそも家であまりテレビを利用しておらず、動画はもっぱらPCやスマホ等を利用して観ているのだとしたら、どうなるだろう。50%オフの約2,500円で購入したとしても、使わなければ50%オフの価値はないだろう。

前述した通り、自分にとって本当に必要であるかと、「買う理由」と「買わない理由」をしっかりと考えなければならない。

僕も以前、なんとなく安いという理由で「PS4  + Newみんなでゴルフ セット」を購入したはいいがあまり遊ぶこともなく、結果GEOでお金に変えてきたという経験をもつ。あとで調べてみるとそこまで安かった訳でもないし、僕自身もそこまで遊びたいソフトがあった訳でもない(唯一ガッツリ遊んだのは『デス・ストランディング』ぐらい)。

このように、価格だけで購入を決めてしまうと後悔してしまう場合もある。
重ね重ねになるが、今一度購入の理由を冷静に考えて頂きたい。

最後に:今、幸せ?

熟考の末、やっぱり購入しようと決めてしまった人へ。

その商品を買ったら幸せになれますか?

「幸せになれらぁ!」という人はもう大丈夫。そのまま購入手続きに進みましょう。
しかし、ブラックフライデーで買い物するだけが「幸せ」ではない。
世の中には「幸せ」を感じる手段はいくらでもある、ということを忘れてはならない。

晩御飯に肉が入っていた時。

夜に氷結を飲んでいる時。

仕事がスムーズに進んだ時。

寝覚めがスッキリだった時。

ちょっといい事をした時。

人から感謝された時。

大切な人と過ごしている時。

家族が笑った時。

朝日が昇った時。

見方を変えるだけでこんなにも「幸せ」が溢れている。欲しいものを買った時もその中の1つに過ぎない。
僕は必要以上にお金をかけることなく、身の回りにあるささやかな「幸せ」を享受していきたいと思う。

なので、皆さまはブラックフライデーで得た収穫物を誰かに自慢し、マウントを取ろうなどとしてはいけない。

Amazon ブラックフライデー 2022 | さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を
11月25日(金)0:00から12月1日(木)23:59まで、今年がんばったあなたへ、Amazon ...

コメント