9月3日の発売から今尚多くのプレイヤーに愛されている『スプラトゥーン3』。11月8日に任天堂が公表したデータによると、『スプラトゥーン3』の全世界売上本数は790万本(国内501万本、海外289万本)にまで達しているとの事。ゲーム内の盛り上がりは衰える事はなく、つい先日開催されたポケモンコラボフェスが11月14日に大盛況のなか終了を迎えた。フェステーマは「パートナーに選ぶならどのタイプ?」であり、結果は水タイプが草タイプ・炎タイプと大差をつけて勝利を収めた。また、フェス終了同日には、新シーズン「2022冬 Chill Season」の開催予告映像が公開。新たなステージと武器の追加を匂わせる内容であったこともあり、『スプラトゥーン3』の今後の展開に目が離せない。
https://topics.nintendo.co.jp/article/8c3cbc42-755d-47a2-a08f-953d43015faaそんな大人気ゲーム『スプラトゥーン3』。僭越ながら僕も初心者ながらコツコツプレイを続けている。フェスでも大した活躍も出来なかった上に、ウデマエも「B +」止まりと、練度についてはまだまだ大したことはない。それでも、いちプレイヤーとして細々と楽しませてもらっている。
突然だが、僕が現在プレイしている環境を見て頂きたい。

携帯機特化のSwitch Liteをスタンドに乗せ、廉価版の非純正パットを使ってプレイしている。
「なんでこんな地獄みたいな環境でプレイしてるんだ・・・?」と思われる方もいるかも知れない。僕もそう思う。
しかし、これが意外にもどうにかなっている。
今回は、『スプラトゥーン3』を「Nintendo Switch Lite」(以下「スイッチライト」)と「 非純正パット」を使って遊んでみた感想を以下にまとめてみた。
僕のようにケチだけど『スプラトゥーン3』を遊んでみたい人・・・
従来型である「Nintendo Switch」(以下「スイッチ」)を買えなかった人・・・
スイッチライトは持ってるけど『スプラトゥーン3』で遊んでみたい人・・・
またはスイッチライトを持っているけど購入を検討している人・・・
そんな方々の参考になる記事を目指しております。是非最後まで読んで下さい。
感想① 意外と遊べないこともない
先にも少し述べた通り、全くプレイ出来なくてどうしようも無い、ということでもない。
むしろ小さくて間隔の狭いボタンのスイッチライトを持ってプレイするよりも快適なまである。
しかし、どこまでいってもスイッチライト。Joy-Con使用が前提のようなソフトのように、そもそもプレイ出来ない。また、スイッチとの性能の違いのせいか動作遅くなってしまう場合もある(例:ポケモンユナイト)。
逆を言えば、それらのソフト以外はある程度プレイする事ができる。むしろ『スプラトゥーン3』のようなアクション要素が強く、多人数で対戦するゲームでも問題なくプレイできる方が驚きだろう。

感想② やっぱり画面が小さい
プレイ自体出来なくもないが、やっぱり画面が小さい。
まあ小さいと言っても携帯ゲーム機としては十分に大きい(New3DS上画面:4.88インチ)。iPhone14(6.1インチ)と第3世代iPhone SE(4.7インチ)の中間ぐらいのサイズということもあり、現行の携帯デジタル機器と比べても小さ過ぎることはない。
しかし、『スプラトゥーン3』をプレイするには窮屈だ。

TPSゲームである都合上、画面内に映る僅かな情報も見逃すことが出来ない。これは、イカ状態になってインクに潜伏することのできるスプラトゥーンならば尚の事だ。イカ移動中のインクの僅かな浮き沈み、遠くから微かに見える相手の影、相手の放ったインクの1滴、などなど。些細な情報の有無が相手プレイヤーを発見出来るかに繋がっているのである。
つまり、画面が小さい=対戦において不利だということなのである。
感想③ 眼・首・腰に悪い
前述した通り、スイッチライトの液晶画面は『スプラトゥーン3』をプレイするにはかなり小さい。それでも、画面が小さいなりにどうにかしようと、頑張って目を凝らしてプレイをする。そして目を凝らすだけでは見えないから、顔や上体も画面に近くなっていく。そうなると、いずれ身体のどこかがおかしくなってしまう。

スプラトゥーンの1対戦当たりの時間は大体3分ぐらいとなっている。その僅かな時間、集中して画面を凝視するのはそう難しいことではない。しかし、対戦は1回だけで終わらず、連続して10戦、20戦なんてのはザラにある。その間、ほぼ同じ体制でプレイすることになるのだから、当然疲労も溜まってくる。
症状としては、先ずは眼精疲労で眼は勿論、頭痛、肩こり、首の痛みに悩まされるほか、画面に対して前傾姿勢になることで腰の痛みにも苦しめられる。
もういっそVRゴーグルの様にスイッチライトを頭部に装着できれば楽なのだが、そういった補助器具はどこにも売っていない。
身体を労りたいならば、プレイの間で適当な休み時間を設けなければならないだろう。
感想④ バッテリー持ちが悪い

僕自身の体感ではあるが、プレイしていると何かとバッテリー不足の警告が表示されているためか、常に本体の充電を行っている気がする。
ここでスイッチライトとスイッチのバッテリー能力を公式から引用して比較してみる。
- スイッチライト:電池容量 3570mAh・持続時間 約3.0~7.0時間
- スイッチ:電池容量 4310mAh・持続時間 約4.5~9.0時間
数値は目安であり、遊ぶソフトや使用状況によって異なるとのこと。
プレイ時間にして1.5〜2時間もの差があるとのことだ。
基本的に家でしかプレイしないので、いずれにせよ常に充電しながらプレイする殊になる。バッテリー持ちに関しては、人によってはそこまで不満に思うことは無いかもしれない。しかしながら、果たして“携帯機”としてはどうなんだろう、という疑問は残ってしまう。
感想⑤ 有線イヤホンの配線が邪魔

スイッチライトはイヤホン端子が本体上部に付いている都合上、ケーブルの長さによっては画面だけではなく、コントローラーにまでも干渉してしまうことがある。
この辺りは無線のイヤホンを使用すれば問題ないかも知れないが、無線は無線で音声のラグに悩まされることになる。音ずれを気にすることなくプレイするなら有線イヤホンが大安定だ。
僕はiPhoneに付属していたイヤホン(110㎝)を使っているが、これではケーブルがどうにも邪魔くさい。いっそ長いケーブルのイヤホンを使用すればどこにも干渉しないように配置できるかもしれない。
確かに、スプラトゥーンにおいて「聴覚」からの情報は「視覚」からの情報に匹敵するほど索敵に重要だと聞く。お金に余裕がある人は追加でケーブルの長いイヤホンを買ってみてもいいかもしれない。
感想⑥ 本体誤操作による事故がヤバい

ちょっと音声を調整したい時。ちょっと本体位置を整え直したい時。そのちょっと本体に触れるだけで、うっかりどこかのボタンを押してしまう時がある。
無線でコントローラーを接続している時に本体のボタンを触ると、コントローラーの接続が切断され、本体ボタンによる操作が優先されてしまう。
この仕様により、ちょっと本体に触れてしまった拍子に操作不能に陥ってしまう事がある。これがもし「バンカラマッチ」の最中だったらどうなってしまうだろうか。最悪の場合、自キャラの硬直のせいでチームが負けてしまう事だってある。そうなると戦犯確定。下手するとネットで拡散されてしまう。これが現代インターネットの恐ろしいところだ。
スイッチライトにプロコンを接続して『スプラトゥーン』で遊ぶ場合は、本体の保持の仕方に十分注意することをオススメする。
まとめ
遊べないこともないが、ハンデを十分に理解し、対策してから遊ぼう。
これらの悩みは、そもそもスイッチを買い直せば概ね解決だろう。
しかし、本体価格32,978円を気軽に買うことなんて出来ない。僕のスイッチライトは兄弟からの貰い物であり、『スプラトゥーン3』と非純正パットはマイナポイントを利用して購入している。SDカードや保護フィルムにのみお金を投入したが、それ以外の費用は実質0円である。元手0円な物を1から買い直すなんて出来ればしたくはない。
ともかく、僕のようなケチなスイッチライトユーザーの一助になれば幸いである。
以上、ありがとうございました。
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