僕はメガネキャラクターが好きだ。
正確に申し上げるならば、僕はメガネをかけたキャラクターが数あるキャラ属性の中でも比較的好きである。
メガネキャラしか愛せないわけでもなければ、メガネキャラなら誰でもいいと思うほど性癖が狂っている訳ではない。普通に裸眼のキャラも好きだし、推せないメガネキャラだっている。
それでもメガネをかけたキャラが居ればどうしても気になってしまう。
仮に複数のキャラの中に1人だけメガネをかけたキャラが居たのならば、僕は高確立でそのメガネキャラに注目してしまうだろう。
そこまでの魅力をメガネキャラに秘められている。
ブルーアーカイブとメガネキャラ
最近始めたソシャゲ『ブルーアーカイブ』(以下「ブルアカ」という)にもメガネ属性キャラは登場する。
それも1人や2人ではない。たった1週間のプレイでも6人は確認している。しかもその6人全てが常時着用タイプのメガネキャラときた。この時点で僕のブルアカに対する評価はかなり高い。
そのなかでも「火宮チナツ」を特に贔屓している。
なんといってもゲーム開始から使える唯一無二のメガネキャラなところがアツい。回復担当キャラということで、僕のような初心者プレイヤーには居てくれるだけで心強い。
冷たく見えて実は優しかったり、お硬く見えて実は甘えたがりだったりと、第一印象と内面のギャップがすごくて堪らない。
生真面目で比較的常識人なためかよく貧乏くじを引いてしまうことも多く、絆ストーリーでは自分自身を地味と卑下してしまう場面も見られる。そうした弱さを見せつつも誰かのために献身的になれるところにチナツの人柄の良さを感じる。
なんかもう、メガネキャラとしてこうあって欲しい要素がしっかりと詰まっててとても良い。
しかし、性格よりも何よりも優先すべきは“メガネ属性キャラ”であるか否かである。
彼女の内面とメガネが合わさってこそ火宮チナツは完成される。
普段こんなことやってるけど、実は自室に帰ると指紋やら埃やらでちょっと汚れた家用のメガネにかけ変えてるんだ。そして普段よりもフリルが多くて可愛い色の部屋着に着替えてダラっと過ごしているんだ。
ある日、家を出る時間がギリギリだったせいかうっかり家用のメガネをかけて登校してしまいそのまま当番としてシャーレに行っちゃうんだ。どこかいつもと違う様子に気がついた先生から「あれ?今日メガネ変えた?」と言われ、その時初めて自分が家用メガネをかけていることに気付いてほしい。恥ずかしさのあまり慌ててメガネを外そうとするもド近眼の裸眼では当番の仕事ができないことに気が付き余計に焦ってしまい咄嗟に先生に背中を向け顔を隠してほしい。そして先生に口止めを試みようとするとも登校した時点で学園や風紀委員の生徒たちに家用メガネの姿を見られていたことに気が付きどうにもならずは両手で顔を覆ってほしい。
先生には後日いつものメガネをかけたチナツに「今日はいつものチナツだ」と言って少しだけイジってあげて頂きたい。そして一連の体験を死ぬ直前に思い出してもらい「いい人生だった」と呟いてそのまま安らかな眠りにつきたて頂きたい。
〜fin〜
メガネキャラ好きな理由
「なぜメガネ属性キャラに惹かれるのか?」
そのような自問が頭から湧いて出てきた。
性癖に理由を求めるなんて野暮な行いだと思われるかもしれないが、今回は少しだけ己の性癖について向き合ってみようと思う。
とりあえず思いついた理由をざっと挙げてみる。
(1)裸眼の人よりも目に留まりやすい
(2)メガネに注目することで顔を凝視してしまう
(3)メガネ着用者に対する高い帰属意識
(4)着脱時による印象のギャップに惹かれる
(5)メガネキャラのテンプレイメージに惹かれる
順番に考察してみよう。
(1)・(2)の考察
まず、同系統の(1)と(2)をまとめた場合、以下のプロセスが見えてくる。
メガネ=特徴のあるパーツが付いていることでそのキャラに注意が向きやすくなる(1)
↓
身につけられたメガネを注視するとで必然的にそのキャラの顔(特に目)を凝視してしまう(2)
↓
メガネキャラの顔がどのキャラよりも印象に残る
(1)におけるメガネは他の装飾品に限らず髪型や身長などでも代用することができる。しかし(2)におけるメガネは“相手から目を注視されやすい”という独自性が備わっており、ほかの装飾品などによる代用は極めて難しい。
(3)の考察
(3)の帰属意識については、メガネキャラに限らず特定の人物に対して好感を持つキッカケとしてよくある感覚なのではないかと思う。
僕は中学2年頃から現在まで日常的にメガネをかけて生活しているため、同じ「メガネ着用者」特有の問題についてある程度理解を示すことができる。また、同じく日常的にメガネをかけている者を一つの集団として認識し、同属として浅からぬ縁のようなものを抱いている。
こうした帰属意識は対象となるキャラに対して共感をもたらし、そのキャラのことをより深く知りたいと思う興味・関心が芽生える。キャラへの理解が深まると、今度はそのキャラに対して親しみを持つようになる。こうした感情がキャラクターへの愛着となり、自分にとって特別な存在と思えるようになる。
(4)の考察
次に(4)だが、これはそもそもメガネキャラに限らず誰でも起こりうる事象なため「メガネキャラに惹かれる」という動機からはやや外れているように思える。
それはそれとして、いつも裸眼のキャラが自宅でメガネをかけた姿に変わると「むっ!!!」と思うし、メガネキャラが裸眼になった時の鋭い目付きや眉間のシワの寄り具合には「やるねェ…」とも思う。
(5)の考察
最後の(5)にあるメガネキャラのテンプレイメージとは、大衆が思い浮かべるメガネキャラにありがちなイメージ(性格や容姿)全般のことを指す。
例えばざっと考えただけでも以下のイメージが思い浮かぶ。
- 知的
- 冷静
- 物静か
- 穏やか
- 根暗
- 地味
- オタク 等々…
確かに、自分のこれまでのメガネキャラ遍歴を振り返ってみると上に挙げた特徴のキャラが多かったように思う。ブルアカで贔屓にしている火宮チナツにも上のテンプレイメージが少なからず当てはまっているし、『スラムダンク』における推しキャラ・木暮にも特徴が一部合致している。もしキャプテンの赤木と小暮のどちらかをメガネキャラにするのならば、やはり厳格でゴツい見た目の方よりも穏やかで落ち着きのあるイメージの方にメガネをかけて貰いたいと思う。“メガネキャラらしさ”を感じるキャラクターにこそメガネをかけていて欲しい。
まあ、とはいえ活発なメガネキャラやバカなメガネキャラも嫌いではない。
結論
(1)〜(5)の考察をまとめると
・顔が印象に残りやすい→好きになる
・メガネ着用者としての帰属意識によって愛着が芽生える→好きになる
・メガネ着脱のギャップ→どのキャラがやっても好き
・テンプレ化された性格・容姿のメガネキャラ→割と好き
まとめ
最近始めたブルアカの感想をまとめようと記事を書きはじめたのに何故かメガネキャラについて語ってしまった。感想はまた後日まとめることにする。
それはそれとして皆様も一度性癖の自己理解を深めてみてはいかがだろうか。自分の性癖を知れば知るほど自分に自信が持てるようになるだけでなく、好きなキャラクターにより深い愛を向けられるようになれるはずだ。
ブルーアーカイブ
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