最近読んだ漫画『くらいあの子としたいこと 3』の感想

書籍
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著=碇マナツ『くらいあの子としたいこと 3』(ドラゴンコミックスエイジ)
7月の発売日に購入していたが今月やっと読み終えた。

以下読んだ雑な感想とか


所謂「陰の者」である男子とちょっと怖くて暗い女子が高校生活の中で少しづつ前向きになってゆく姿を描いた脱・ぼっちコメディ漫画。

全体を通して主人公の蓮と透子が互いの良いところに気づき合い、互いが少しづつ他者との関わり方を学んでゆく、という構図が基本な今作。

キャラ同士の派手な掛け合いよりも日常の中で交わされる些細な会話が多い。また、コミカルで魅力的なキャラが多いこともあってラブコメ作品のように見える。しかしその実、結構真面目に人間関係のあり方について描く作品だったりする。
例えば「相手の事を知る事が大事」という言葉が出てくるが、これが案外言われなくても分かっているようで文字化されるとハッとさせられてしまう。こういった当たり前なことを当たり前に実行できていなかったりする。そんな、些細な配慮や心遣いを、透子たちを通して読み手に気づき与えてくれる。多分そんな作品なのだと思う。
僕の様に学生時代を寂しく過ごした者、或いは僕の様に今もコミュ障な者ならば共感できる部分も多いことだろう。是非一度読んでみていただきたい一冊である。




と、ここまでが本作を読んだ真面目な感想。

ここからは僕が推しているサブキャラクター・真生についてご紹介させていただこう。

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友達こと上平かみひら真生まおといえば、著者である碇さんのX(旧Twitter)でよく投稿されるイラストのあの友達であり、碇さんをフォローしてるX(旧Twitter)ユーザーならはお馴染みのあのキャラクターである。漫画の方でも相方の勇人とセットで登場し、相方共々メインキャラが通う高校の卒業生という設定が加えられる。

ヒロインの兄の友達なこともありメインキャラとの関係性は非常に遠く薄い、と思ったら最も関係性の薄い蓮と2巻で顔見知りになってたり、今作3巻で顔を覚えられたりと、存在しないはずの前作メインキャラのような濃い存在感を漂わせる。もしかしてどこかで配信されてました?

相方の勇人とはX(旧Twitter)のイラストでの関係と変わらず“友達”としての関係が続いている様だ。主人公である蓮と透子といい、なぜこうも矢印が向かい合わないのか。このスパロボには恋愛補正という概念は存在しないのか。男女の友情は成立するのか。真生と勇人を見ているとそう思わずにはいられない。しかし、近頃のネット漫画に出てくるメインキャラの男女は気づいたら付き合っていがちだから油断できないところだ。

また、一方的な敵対関係にある透子と真生がどんな絡みをするのか、今後の展開に注視していきたい。

くらいあの子としたいこと 3 (ドラゴンコミックスエイジ) 

くらいあの子との毎日は、家族も巻き込みさらに広がり…?
コミックス1,2巻共に続々重版!!
次にくるヒロインは暗くてクールなこの子に決まり!?
佐々木さんとの委員長活動にも慣れてきて、徐々に学校での知り合いも増えてきた田畑。
大変ながらも楽しい学校生活は、夏休みを皮切りに課外授業や文化祭など、どんどんイベント盛りだくさんに、さらに佐々木さんの家族とも知り合っちゃって更に華やいでいくことに――!?

Amazon.co.jp より

以上、ありがとうございました。

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