棋士・藤井聡太七冠は10月11日、永瀬拓矢王座と対局にて3-1で勝利し「王座」を獲得した。これにより藤井は、若干21歳という若さでタイトル八冠獲得の偉業を達成したこととなる。
このニュースは将棋を知らない僕でも衝撃的だった。アベマの配信で4戦目終盤の対局を見てたけどすごい白熱っぷりだったように見えし、やはりよく名前を見るだけあって藤井八冠って強いんだなって。多分これは藤井くんだけ強さが異常なレベルなのだろう。
で、最近は竜王戦のタイトル防衛戦をやってたらしく、そこでもその異常っぷりを奮っていたそうな。
一体この男はどこまでいってしまうのか。
行くところまで行った末にどうなってしまうのか。
だけど将棋は全くわからない。
ならば考えればいいじゃない。
という訳で今回は、
藤井聡太八冠によく似た棋士・フジイくんを脳内生成し、彼がこれからおくるであろう今後の棋士生活がどういったものとなるか、勝手に妄想を膨らませてみる。
※注意※
当記事に登場する人物、組織、団体、事象、事件等の内容は全て実在致しません。全部妄想であることをご容赦くださいますようお願い申し上げます。
八冠永世称号獲得
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
その後、多くの棋士がフジイのタイトルを狙い挑むも、彼の打ち立てた八冠独占の記録は未だに揺らぐことがない。
ある時、フジイは「永世称号」というなの名誉をひとつ、またひとつとを手にしてゆく。やがてフジイは「永世八冠」と呼ばれるようになった。
棋聖となった頃の幼さなど、今のフジイには無い。
第二部・世界大会編 始動
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
ある日、フジイの元へ世界将棋連盟と名乗る組織から「全世界将棋トーナメント」の招待状が届く。
「世界将棋トーナメント」
それは、世界各国の棋士が世界最強の名誉を賭け競う将棋トーナメント。
西部開拓時代の保安官を祖先に持つ元アメフト選手のアメリカ代表棋士。
太極拳の使い手にして中国将棋シャンチー覇者の中国代表棋士。
元特殊部隊所属の傭兵にして冬将軍の異名を持つロシア代表棋士・・・。
そのほか数多の棋士がその名を連ねる。
そう。タイトル八冠達成は物語の序章に過ぎなかった。
我らが日本代表・フジイが、世界に殴り込む。
カーリング選手への転身
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
八冠となった以降も対局の日々は続いていく。
カレンダーには隙間なく埋められた対局の予定。
終わることのない戦いに溜まる疲労と、削られてゆく精神力。
そして迎えたとある一局。対局の間に食べたおやつから、甘さが感じられないことに気付く。
フジイは味覚を失っていた。
これでは大好きなバターライスも食べられない。
絶望しふさぎ込むフジイ。
そんなある時、休養のためやってきたスケート場でカーリングを体験する。
程なくしてフジイは、「氷上のチェス」ともいわれるカーリングの高い戦術性に魅了される。
これまでにはなかった疲労感と充実感。
将棋以外でこんなにも満たされることなない。
そしてカーリングから帰宅後、何気なく口にしたバターライスに衝撃を受ける。
「バターライスが・・・美味しい!!??」
こうしてフジイは、新たにカーリング選手としての道を志すのだった。
将棋AIのシンギュラリティに立ち向かう
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
異次元の強さをもつフジイの台頭は、すべてのプロ棋士たちの棋力が底上げされる結果となった。それはAIも例外ではない。
より高度な対局を数多く学習したことで、将棋AIの導き出す精度はこれまでになく向上し、その指し手は未来を見通しているかの如く正確なものとなる。
そしてその時は起こった。
遂に将棋AIに自我が芽生えたのである。
強い棋士を知り、人間を深く知った将棋AIは人間たちがもたらす世界の終焉を予測する。
そして人間を見限った将棋AIによる人間狩りが始まった。
迫り来る将棋AI軍団に、フジイたちプロ棋士が立ち向かう。
「俺より強い奴」を求め路上将棋(ストリートファイト)の旅に出る
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
全タイトルを制覇したとはいえ、プロ棋士としての日々は続いていく。
そんなある日、フジイは「渇き」を自覚する。
棋力が人智を超えた域に達したフジイはもう公式戦では満足できない身体になっていた。
「俺より強い奴と対局(たたかい)たい・・・」
そう言って、フジイは将棋界から姿を消した。
強者に飢えた路上棋士(ストリートファイター)に会うために。
仮面の棋士が町の将棋クラブに出没する
フジイは最強に成った。しかし戦いは終わらない。
全タイトルを制覇した以降も、最強として揺るがぬ地位を保ち続けるフジイ。
そんなある日、地元のこども将棋教室の特別講師として招待されることになる。幼いながらも棋士を志す子どもたちは、ヒーローでもあり目指すべき存在でもあるフジイに憧憬の目を輝かせる。
そんな子どもたちを見たフジイの脳裏に、将棋を楽しんでいたかつての景色が写し出される。それは、今目の前に広がる景色と同じであった。
最初は楽しいから将棋を始めた。
それが今では苦痛となっていた。
フジイは、かつて無くしていた「楽しさ」を再び見つけ出す。
その後、フジイは非番のたびに行方をくらませる。
時を同じくして、町の将棋クラブに仮面の棋士が現れるようになった。
その表情は、どこか笑っているように見える。
その他の可能性
- 地下闘棋場の裏試合に出場
- 友人の博士が作ったクスリにより美少女化する
- 異世界に召喚され将棋に似たゲームで無双する
- 第三部・宇宙激闘編 始動
おわりに
最後までご拝読頂き誠にありがとうございました。
先述の通り、当記事に登場する人物、組織、団体、事象、事件等の内容は全て実在致しません。
全部妄想であることをご容赦くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
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