特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
今月読んだ活字の本。感想は↓別記事にて。
結婚するって、本当ですか
『神のみぞ知るセカイ』でお馴染みの若木民喜先生原作の漫画『結婚するって、本当ですか』。今月よりAmazon Prime Videoにてドラマ版の独占配信が開始された。これに追随するかの様に、ビッグコミックスピリッツ本誌では急接近した2人があんな所であんな事をおっ始める展開となり、コンテンツとしても大変な盛り上がりをみせている。
そして今作の8巻。今回も僕のような既婚者の心に深く突き刺さる展開が繰り広げられている。
前回7巻の終わりにて父から阿蘇の会社を継ぐように頼まれた拓也。突然の提案に動揺を隠せず悩む拓也は、莉香のことを思うあまり本人へ相談することができないでいた。一方、明らかに変化した様子の拓也を心配する莉香は、そもそも原因が阿蘇での自身の振る舞いであるのではないかと悩み始める。互いを気遣う余りぎくしゃくしてしまう2人。里帰りから帰った後、莉香はふとしたキッカケで拓也の悩みの原因を知ってしまう・・・
今回は、結婚した後によくある「結婚後住む場所」の問題が大きなテーマとなっている。お互い一人暮らしの社会人が夫婦となった直後は、取り敢えずどちらかの家で同棲し生活するスタイル、もしくは「週末婚」のよう土日だけ共に過ごすスタイルを取るのがほとんどだろう。そして、いずれは何らかの形で夫婦共に生活する事になるだろう。昔なら、名乗る姓の方の家に住む場合が多いが、現在では必ずしもそうではない。1戸の家に2つの表札が並ぶ場合も珍しくはない。若しくは、嫁姑問題を嫌い新たに家を構えるパターンもある。このように、結婚後の生活様式は家庭それぞれであり、両親との関係や職場の距離などでも違ってくる。
「結婚後住む場所」問題で1番悩ましいのは、夫が長男、しかも親が地方で家業を営んでいる時の場合だ。夫は家業を継ぐか否かだけではなく、妻とそのご両親の心配をしなければならない。正にこの問題に8巻の拓也が悩んでいる。
しかし、本当に辛いのは奥さん方だ。家に嫁ぐともなれば、問題となるのはご両親との人間関係だろう。両親とは言えど他人となる。掛かる負担は夫の悩みや気苦労よりも大きい筈だ。家庭によっては離婚話に発展しかねない案件となるだろう。
その点、妻の莉香はすごい。いくら漫画とはいえ、嫁ぎ先に馴染もうとする思いは本気そのものだ。そこまでの強い思いを抱かせているのは、彼女の幼少時代の環境が根幹にあるかもしれない。8巻から莉香の母の登場が多くなってきた。今後の本城寺家の過去話も深掘りに目が離せない。
さて、次巻では冒頭でも触れた「あんな所であんな事」の話しが掲載されるっぽい。今後の展開と共に期待して待とうと思う。
まとめ
朝晩の冷え込みが本格的なものになってきたこの頃。ようやく読書の捗る秋らしい季節となってまいりました。
しかし蓋を開けてみれば捗るのはイカのゲームだけ。最近では苦手だったジャイロ操作にも慣れて来たおかけで本格的に対戦を楽しめるようになってきた。今後は積極的にガチマッチに参戦していこうかと思っている。
いや、そうじゃない。
読書時間をゲームに費やすのは今に始まったことではないが、流石に今回のイカのゲームはやばい。
ここらで気を引き締めて目標達成に励んでいきたいと思う。
では以上、ありがとうございました。
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