お疲れ様です。manjiです。
早速今月読んだ本の紹介から。
小説1冊・漫画1冊
いかん・・・!ここに来て隙間時間をマリルリに投資し過ぎた弊害が生じてきた!
自己投資という意味ではマリルリの方が圧倒的に価値が低いのに!
間違っても2冊の本が悪いという事では決して無く、リターンの見込みがない青狸に無駄な時間を費やした僕が悪い。これは流石に猛省せざるを得ない。
もはや私生活まで侵食しつつある青狸をディスり出してしまえばい際限がなくなってしまうので、当記事で触れるのはこのくらいにしておく。
改めて読書報告をしていこう。
①マイクロスパイ・アンサンブル
過去に感想をまとめた記事を投稿しているので詳細な内容は省かせてもらう。
「社会人とスパイが同じ時間軸の中でニアミスしながら絶妙絡む2人の成長の物語」というのがざっくりとした簡単なあらすじ。
近くまで接近するものの“とある理由”により互いを認知出来ない。しかし、一方の行動がもう一方の危機を救ったり、もう一方の行動で一方が少し幸せになったりと、全く関係の無い2人が知らないところで互いを支え合っている。そんな不思議な2人の物語が『マイクロスパイ・アンサンブル』なのである。
「複数の視点による同一時間軸の進行」がとても面白く描かれており、初見だと「こう来るか!」と思わせられる絶妙な絡みが楽しめる。僕にとって初めて読む伊坂幸太郎先生の著書なので詳しくは分からないが、多分この「複数の視点」が伊坂幸太郎イズムなのだろう。著書である『グラスホッパー』のあらすじを読む限り、今作の様な「複数の視点による同一時間軸の進行」のような作りの物語が想像出来る。多分先生はこういった物語を描くのが得意なのだろう。
元々短編作品だったものを1冊にまとめた作品なだけあって、各章綺麗にまとまった物語でテンポよく読み進める事ができた。なので僕の様な読書よわよわ勢でもスルッと読めてしまうほどに読みやすい作品だった。また御伽噺的な要素も感じられるため、低い年齢層でも楽しめることが出来るだろう。
詳細と見所を過去の記事にまとめているので、よろしければそちらもどうぞ。
②くらいあの子としたいこと
今回の漫画枠。まずはあらすじ。
くらくて近寄りがたいけど、ちょっと気になるあの子との学園生活コメディ!
出典:『くらいあの子としたいこと 1』KADOKAWAオフィシャルサイト(https://www.kadokawa.co.jp/product/322201000432/)
新学期から脱ぼっちを目指す高校2年生・田畑蓮。友達の為に最初に声をかけたのは、なんだか暗くてちょっぴり怖い。でも目が離せない女の子、佐々木透子で。。。。内気可愛いあの子と送る、目指せ脱ぼっちコメディ!
脱ぼっちを目指し奮闘する主人公・田畑蓮(通称:バタくん)が独特の雰囲気を持つ闇属性のヒロイン・佐々木透子となんやかんやしながら成長していく学園コメディ。
“男と女のなんやかんや”といえばラブコメ的な展開を想像してしまうところだが、今のところそれらの要素は結構薄い。どちらかと言うと日常コメディ要素が強く、主にコミュニケーションが苦手で友達がいないバタくんが、クールで少し恐い透子にいなされてオタオタする、といった感じで物語が進む。席も近いし同じ学級委員なのになかなか打ち解けられない2人だが、不器用なやり取りの中で少しずつお互いを理解しあってゆく・・・。本作はそんな2人の姿が描かれている。
1番の見所であるメインヒロインの透子だが、よくある漫画のヒロインと比べてもかなり暗い雰囲気を纏っており、一見する人と壁を作り達観しているようなキャラに思えてしまう。しかし、彼女もバタくんと同様にコミュニケーションが苦手の孤独な娘で、根がクールで芯が強いためか恐く見えるが、実はお兄ちゃん大好きなブラコン属性を持つ。それを裏付けるように、兄に対して向ける緩んだ表情の透子のイラストが、著者のTwitterにて過去に投稿されていた。この先もしかすると、バタくんとの交流する内に内面の変化が訪れ、いずれはクラスメイトに微笑む透子の顔を見ることが出来るのかも知れない。今後の展開に期待しよう。
因みにコミックス発売を記念してYouTubeで公開されたPVにて、声優の中嶋由紀さんの演じる透子の姿を観る事が出来る。これで作中セリフの脳内再生ボイスの補完はバッチリである。
何を隠そう、著者の碇マナツ先生のことはかなり前から追っかけており、pixivやTwitterで投稿された作品は以前からチェックしていた。
特に好きだったのが過去に出されたアルバイトの娘が主役の同人誌で、現在でも家族と住む我が家の本棚に保管されている。そんなこともあり今回の『くらいあの子としたいこと』の連載と発刊は、ファンとしてもとても喜ばしいことで、いつかこの昂る気持ちを外に出したい思いをこの場を利用して吐き出させて頂いた。
気になった方はデジタルコミックサイト「ドラドラしゃーぷ#」にて公開されているエピソード、もしくはYouTubeの「ドラドラプラスチャンネル」にて公開されているPVをどうぞ。
Web連載作品はどれも今アツい作品が多いのでオススメだ。
まとめ
今回は特に自分の持つ「好き」を吐き出すことが出来たと思う。
以前まではTwitterぐらいでしかアウトプットする機会がなかったが、どうしてもフォロー・フォロワーからの目が気になってしまうという理由から、気軽に思ったことを発言することが出来ないでいた(アレはアレで普段言いにくい事が発言できる場合もあるが)。
しかし、自分で有料サーバーをレンタルして運営しているこのブログならばTwitterほど周りからの視線に悩まされることがない。ここはブログを続けてきて良かった点だと言えるだろう。持つべきは自分だけの城だ。
さて、来月からは青ダルマの誘惑に負けないよう、気を持ち直して読書を続けていきたいと思う。
以上、ありがとうございました。
コメント