ちょっと待って!あなたのその話、子持ちマウントになってない??

コラム
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ある日の上司との会話より・・・

上司
上司

「〇〇の通りに新しくスタバが出来たの知ってる?」

僕

「そうなんですか?最近全然通らないので知りませんでした。」

上司
上司

「この間そこのスタバ行ったんよねー。そういえばスタバって行ったりする?」

僕

「いやー最近は行ってもドライブスルーぐらいですね。頼むのも美味そうなフラッペとかですし。」

僕

「やっぱり子どもが出来ると色々難しいですねー。」

ちょっと待って!!

その会話、『子持ちマウント』になってない!?


お疲れ様です、manjiです卍

僕には妻と1歳になる息子がいる。思えばパパになってから昔と今とでは何もかもが変わってしまったものだ。
欲しいものも気軽には買えなくなってしまったし、行きたいところにも1人では行きに辛くなってしまった。
家の中でもテレビを独占して映画を観たりゲームで遊ぶのはもちろん、好きな物を飾っておく事さえも出来なくなった。
かつては好き放題やってたものだ。改めて考えてみると本当に不自由になってしまったと思う。

けど、やっぱり家族と一緒の生活の方が楽しい。
不自由はしてないしむしろ満足している。

   

   

ちょっと待って!それ『子持ちマウント』じゃないの!?

『子持ちマウント』って何?

説明しよう!

『子持ちマウント』とは、〈既婚・子持ち〉である者がその立場を利用し〈独身・未婚〉の者に対して精神的に見下し、相手よりも優位となるための言動、またはその状態を指す!

子持ちマウントを食らった者は、その圧倒的な立場故に(時間的にも)簡単に立場をひっくり返すことは難しく、学力・運動能力・容姿を持ってしても覆す事が出来ないのである。

それゆえに優越感と劣等感のぶつかり合いによって、互いの関係が崩壊してしまう事もしばしば起きてしまうのだ。

しかし、〈既婚・子持ち〉の方はマウントを取っている自覚が無く、無自覚に相手を傷付けてしまっている場合がほとんどである。
対して〈未婚・独身〉の方はというと、相手の何気ない発言ですらマウントと捉えてしまい、一方的に被害者として相手や周囲に訴えてしまう場合もある。

まあつまりはくだらない立場争いなのである!

学生などの若い世代の人たちには『彼氏(彼女)マウント』の方が馴染み深いかもしれないが、『子持ちマウント』はその完全上位互換なマウンティングなのである。

※ちなみにこの名称でググってみても明確に解説されているサイトが無かったため、僕自身の勝手なイメージと偏見が多く含まれている。どうかご容赦下さい。

エッ◯ス「どうしてイレギュラー『子持ちマウント』は発生するのだろう?」

ゼER◯「自己顕示欲のエラー、承認欲求の暴走、俺たち現代人によって進んだ資本主義社会のいわばツケだな」

ロックマンX DiVE

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これまでの『子持ちマウント歴』

ここまで解説しておいてアレなのだが、実際に僕は『子持ちマウント』を取られたという経験が無い。いや、独身時代の時にやられていたのかも知れないが、全く気にもしていなかった。

そもそも子どもはおろか、妻や彼女を持っていない事に対して誰かに劣等感を抱いた事は無かったと思う。

ただマウンティングをされるよりも、彼女が居ないことをネタに散々イジられていた。それだけはよく覚えている。
ここまでくると人格否定の域まで達してしまうので、マウントとは全然違う気がする。

ともかく、僕自身が〈既婚・子持ち〉の人に対しては「子どもの世話って大変だなー」という程度にしか思っていなかった。

なので冒頭の会話の中で口にした「マウント発言」は全くの無自覚のものだった。無自覚ではあったが、声に出した後に相手に対して申し訳ない気持ちになってしまった。

実際、相手がその事に対して何かを言ってきた訳では無いく、完全に僕の逆被害妄想である。相手からすれば勝手にそう思われる方が迷惑千万だろう。

女性の方が子持ちマウントされたと感じやすい?

←マウントされた    マウントした→

さて、なぜこんなことを急に思ってしまったのか。そのキッカケは正月に交わした妻との会話の中にある。

妻は昨年12月に学生時代の友人へ向けて何通か年賀状を送っていた。正月になり妻の元へお返しの年賀状が送られてきた。
しかし全てが返ってきた訳ではない。こちらから年賀状を送ってそれまでの人もいる。
その中には何年も年賀状が一方通行な人もいた。その人とは学生時代特に仲が悪かった訳ではなかったそうだ。
そもそも必ずしも送られてきた年賀状に対して返事を送る必要も義務も無いのだが、どうしてこうなってしまったのか。

その原因について僕と話していた時、1つの仮説として上がったのが「子持ちマウントを取られたと思っている」という考えだった。

この時初めて「こういう縁の切れ方もあるのか」と思ってしまった。

僕は返事が無かったとしてもあまり気にしないし、普通男性の友好関係というのは割とアッサリした物だと思っている。
しかし女性の場合はそうでないらしい。特に年齢を重ねることで、余計に周りの既婚者を意識してしまうのかも知れない。

僕や妻の個人的な考えが多分に含まれているのだが、皆様の場合はどうだろうか?

まあそんなこともあり、未婚の方に他する言動や立ち振る舞いについて少し意識するようなり、冒頭の会話に至ったのである。

結局のところどうやって対処すれば正解なの?

僕のような〈既婚・子持ち〉の人たちが、何気なくしている会話の中にもマウントとも取れる発言が含まれていて、それをよく思わない人たちも一定数いるという事がわかった。

「ならばどう会話をすればいいんじゃい」という話になってくる。

明確な答えがある訳では無いが、僕の中で思う事が1つある。

それは「そもそもお互い気にし過ぎ問題」である。

〈未婚・独身〉の場合

〈未婚・独身〉の人は知っておいて欲しい。〈既婚・子持ち〉の人はあなた達の自由な生活を何よりも羨ましがっているのだ。

彼らは自分達の生活に不満は無いが、もう一度あなた達のような自由な生活に戻ってみたいと思っているはずだ。

もしマウントを取られていると思うのならば、思い切って自由な生活である事でマウントをとってみてはいかがでしょうか?

〈既婚・子持ち〉の場合

〈既婚・子持ち〉の人は、相手が劣等感を抱いているかどうかを気にして発言に配慮し過ぎなくてもいいだろう。

変に取り繕った会話はどうしても不自然なものになり、相手は必ずその違和感に気付くだろう。

そもそも相手が劣等感を感じるかどうかも分からないし、かえって失礼になる場合もある。

それならば、逆に「如何に家族が素晴らしいものか」をアピールしてしまえばいいと思う。

僕が独身時代、既婚者である先輩方からはよく「子どもの世話が大変で嫁が厳しい」という事ばかり聞いていた。そして他の既婚者の方も大体同じような事を言っていた。

そんな話ばかりする人が多いものだから、結婚すれば自由は無くなるし、生活が大変になると思っていた。
だが実際に結婚をし、子どもを授かってみると、そうとは言い切れないという事が身を持って理解出来た。

確かに責任が増えるわお金が掛かるわで大変ではあるが、それ以上に楽しい事がいっぱいある。

今の若者達も「結婚」や「育児」に対して良くないイメージを持っている人が多いのではないだろうか?

僕らの世代は昔よりも子育てのインフラが整ってはきたが、お金の面においては以前よりも更に厳しくなってきた。しかしそんな時代だからこそ、家族と過ごす楽しさや子どもの尊さを伝えていくべきではないかと僕は思う。

要するに

みんなもマウンティングを乗りこなそう!

マウンティングという行為自体、誰かよりも優位に立ちたいがための手段なのかもしれないが、一度冷静になりポジティブに考えてみて欲しい。
どちらかが優れていて劣っているかではなく、「自分の立場も素晴らしい」と伝えられる世の中になって欲しいし、僕自身もそうありたいと思うのであった。

とりあえず、双方振り上げた拳をおろすところから始めてみては如何でしょうか?

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