お疲れ様です、manjiです卍
3月最終日ということで、今月も年間目標である「読書1ヶ月3冊」の経過報告をさせて頂きます。
①漫画 バビロン大富豪の教え
90年以上前に書かれたにも関わらず、今尚多くの方々に読まれ続けている「お金の名著」。本書はその漫画版である。
紀元前18世紀頃に実在した王国・バビロンを舞台に、「武器屋の貧乏少年・バンシル」が「バビロンの大富豪・アルカド」から教わった金持ちになる方法を実行し、最後には誰もが認める富豪になっていくまでのストーリーとなっている。
ストーリーの中で肝となってくるのが金持ちになる方法「黄金に愛される七つの道具」、そしてそれらを更に昇華させた「五つの黄金法則」である。
これらの方法はどれも一見簡単そうで難しく、奥深いように見えて案外基本的な方法である。
七つの道具と五つの法則がある内、特に僕が大事であると感じたのが「一つ目の道具」である「収入の十分の一を貯金せよ」という教えだ。この言葉に全てが詰まっていると言っても良いだろう。
当たり前だが、毎月働いて得た収入をその月に使い果たしていては貯金できない。況してや、毎月の支出が収入を超えるようでは、金が貯まらないどころか減っていく一方である。そこで「収入の十分の一」である。
毎月一定の金額を残すことによって、確実に財布が膨らんでいくことになるという寸法だ。
これも当たり前だと思うが、コレこそが金持ちになるための真理であり、蓄財の超基本なのである。
僕的には「十分の一」という点も具体的で良いと思っている。毎月残せるだけ残す、という考えだとやや不安定になりがちだが、一定の金額を残す方法だと安定的で計画性がある。僕は割と無計画に動きがちなので、こういった具体的方法の提示にはハッとさせられる。
この「収入の十分の一を貯金せよ」他にも六つの道具があり、どれもシンプルでありながら確信をついた教えが本書には書かれている。詳しくはぜひ本書をご覧になって頂きたい。
感想①
この本を読んで「もっと早くこの本を読みたかった!」と心から思った。
学校から社会に出てから現在までかなりのお金を無駄に使ってきたが、この本の教えを知っていれば今よりもっとゆとりのある生活が出来たのかもしれない。そう思うと悔しくて頭が痛くなってくる。
感想②
やはり漫画仕立ての書籍は読みやすくて良い。この本が伝えたい大事な教えを短時間で吸収する事ができる。僕みたいにまだまだ金融知識が浅く、読書スピードの遅い人間にはありがたい一冊である。
書いてある内容も本当にシンプルであり、イラストを交える事でより分かりやすく描かれているので、是非学生たちには金融教育の勉強として読んでいただきたい。もちろん将来息子にも読ませたいと思う。
②ジェイソン流お金の増やし方
こちらも所謂金融本。バビロンは本質的な教えを説く本だったのに対し、現代の生活における実践的な方法が書かれた本となっている。
その方法というのがかなり具体的で、著者である厚切りジェイソンさんご本人が行なってきた節約の方法と、インデックス投資による資産形成の方法が紹介されている。
金融や投資に関する本というと小難しくて理解し辛いイメージがあるが、こちらの本は理解しやすい上に妙に説得力がある。
それらはビギナー向けな作りに加えて語りかけるような文章構成によるものでもあるが、とりわけ厚切りジェイソンさん自身の人間臭さと実績によるものが大きいと言えるだろう。
厚切りジェイソンさんはアメリカ出身の在日お笑い芸人とIT企業の役員というもう2つの顔を持つ一方、FIREによる経済的自由を既に勝ち取ったお人でもある。
これだけだと二足の草鞋で大成功したお兄さんに思えるが、その裏にはジェイソンさんの数多くの積み重ねがあったという。それこそジェイソンさんの行う「節約」である。
その節約方法はどれもストイックであり、スマートな見た目からは想像出来ないほどに人間臭い。
節約方法の1つとして「自動販売機やコンビニでなるべくペットボトル飲料は買わない!」がある。これは、例えば自販機・コンビニでコーヒーを150円という高値で買わないといった方法で、代わりに自宅かコーヒーを淹れて持参するという考え方である。
節約としては結構地味だと思ったが、「ジェイソンさんでもこういった泥臭い節約をしているのか」と思うと、妙に説得力があり効果的な方法に思えてしまう。実際、飲み物1本150円でも馬鹿にはできず、30日も続ければ4,500円にもなる。まさに「塵も積もれば山となる」である。
他にもこういった節約方法のほか、ジェイソンさんの節約への考え方や生い立ちが記されているので、これから本気で節約を考えている人にはオススメな一冊だ。
感想
ジェイソンさんの考えるお金の考える方と節約方法はどれも参考になるものばかりで、節約を頑張ろうという意識が高まる一冊だと思う。
ただ、この一冊の内容の半分が「投資について」だった事もあり、どうしてもボリュームが足りないように感じた。しかもお金の本によく書かれている内容ばかりに思える。
しかしこれは逆に考えると、「初めてお金の本を読む人」には丁度いい一冊だといえる。それくらい分かりやすく作っているという証拠なのかもしれない。
③人外教室の人間嫌い教師
この本の感想については以前投稿した記事にまとめているので詳細は省かせてもらう。
実に約20年ぶりに読むライトノベル作品だったが良い物だなぁ、ラノベは。
かつて読んでいた『コスモス荘』や『灼眼のシャナ』とかとはジャンルは違えども、ラノベそのものが持つ雰囲気や趣きは変ってなくて嬉しかったな。
歳を重ねたことでラノベを受け付けられなくなったと思ったが、案外今でも感性は変わってないものだ。
今後も面白そうなラノベは積極的に読んでみようと思えた一冊でした。
④運転者
『人外教室』を読んだことでストーリー物の本を読みたい欲が高まった結果、何となく手に取った本がこの『運転者』である。なんの前情報もなく選んだため普通の小説だと思っていた。しかしいざ読んでみると、これまでの自分の「運」について、そしてこれからの「生き方」を考えさせられる一冊であった。
この本は、仕事・家庭で不運が続く保険営業マンである主人公の元に奇妙なタクシーがやって来て…という流れのストーリーになっている。
そのタクシー運転手は普通ではなく「運」を「転」ずる者であり、人生の転機となる場所へ連れて行くのが仕事のタクシードライバーだったのである。
その運転手が主人公へ「運」を引き込むための方法をいくつかアドバイスするのだが、その方法と根拠がどれも「確かにその通りだ…」と思わせる程の金言が詰まっている。
その中でも僕が心がけたいと思ったアドバイスに「上機嫌でいないと、運の転機を感じることができない」という考え方がある。
主人公の仕事である保険の営業において、契約というラッキーを得るためには不機嫌な態度を取るなんてのはありえない事だ。もしお客様からいい話を持っていたとしても、不機嫌な営業マンに声を掛けようとは思わないだろう。これ、僕も分かっているようで実行出来ているか自信が持てなかった。
このように、運をこの手で掴むための方法のほか、人生をより良い方向に向けるための考え方がストーリー仕立てで多数記されている。
感想
この本を一言で表すとすれば「気持ちが前向きになれる本」である。
仕事の日々の数字、家族の将来、そしてこのブログの結果など、僕は色々な事に焦っていた。しかし一度損得から離れ、今置かれた状況を楽しむ気概で望むことこそ、長い人生にとってプラスとなる事に気付き、なんだか肩が軽くなったように思うことができた。
この本の主人公のように「どうして自分だけこんな目に…」と日々思いながら生活してる人には救いの一冊となるだろう。
まとめ
今月は金融本を2冊も読んだおかげで、いつも以上に高い蓄財意識を維持することが出来た。
考えてみれば、昨今の物価の高騰に対する不安のせいか、ここ最近お金についての焦りを感じていたのだと思う。物価はどんどん上がるのに収入に変化が無いのだから、実質的に給料が減った状態と変わらないからだ。そりゃあ金融に頼りたくもなるというものだ。
これはどの本にもいえる事だが、本を読むだけではなく、しっかりと内容を実践することで結果を出せるように心掛けたいと思う。
とりあえずはコンビニ・自販機でなるべく買い物しないようにしようかな。
以上、ありがとうございました!!
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