うちの息子は現在、イヤイヤ期真っ只中である。
何を言っても「イヤ」と返す。思ったことは、満足するまでやらなきゃ気が済まない。終いには好きな物の言葉尻にも「イヤ」と付ける始末。
実際は、こうやって文字に起こす以上に手強く、子どもの相手にはいつも手を焼いている。
そんなある日、先輩パパである同僚から聞いた「とあるスマホアプリ」を活用したところ、言うことを全く聞かない息子が信じられないくらい大人しくなり、こちらのお願いも素直に聞くようになった。
そんな奇跡のような神アプリがこれ
スマートフォンアプリ『鬼から電話』
子供の言い聞かせに鬼や妖怪、昔ながらの言い伝えをスマートフォンに応用した子育て応援アプリです。仮想電話による第三者の呼びかけが子供の気を引き付けます。
出典:鬼から電話|メディアアクティブ株式会社(https://www.onikara-denwa.com)
鬼からテレビ電話がかかって来た“風”の演出により、子供へ言い聞かせを行うスマホアプリ。
かなり怖めな鬼が表示された画面から、これまた怖めの野太い鬼の通話ボイスが再生され、あたかも鬼から電話がかかって来たかの様なリアル演出が体験出来る。
基本的には「怖いもの」で子どもを躾けるために利用される場合が多いが、その用途は様々なシチュエーションの言い聞かせに対応している。例えば、スタンダードな「言うことを聞かない時」にしても、怖さの度合いによっていくつかバリエーションがある。その他にも、朝に使える「朝起きない時」や「ご飯を食べない時」、夜の「お風呂に入らない時」や「寝ない時」、「嘘をついた時」「勉強しない時」などなど、あらゆるシチュエーションをカバー出来る仕様となっている。
「魔の二歳児」に苦しむママパパにとって、『鬼から電話』は心強い相棒となるだろう。
実際、YouTubeが見たくて怒り狂っていた息子に使用したところ、びっくりするぐらい静かになり、素直に言うことを聞いてくれるようになった。
それまでは息子のお願いもある程度聞いてあげ、その上でこちらかのお願いを問いかていた。相手の義理人情に訴えた方法である。
しかし、赤ちゃんがそんな小手先の駆け引に応じてくれる筈もなく、子どもは言うことを聞かずやりたい事だけをやり、ただ満足させるだけになってしまう。
そこでこのアプリである。
結果は前述した通り、抜群な効果を発揮してくれる。(但し、ずっとではなく数分・数時間の間だけ)
一方で不安な面もある。
しつけに苦戦する毎日が楽になるこのアプリだが、別の角度から見れば「恐怖によって子どもを従わせている」ように見えないこともない。
確かに、お手軽にしつけが出来る素晴らしいアプリであるとは思う。
しかし、余りにもお手軽に恐怖を与えられる事に対し、僕自身の人としての倫理観がどこか損なわれているのではないか、そう思わずにはいられなくなってしまう。
それに、乱用することで子どものトラウマになってしまうのではないか。或いは、何かに対して自信を持てなくなってしまうのではないか…。子どもの影響について色々考えてしまう。
実際にどう影響するかは、使い始めて間もない僕にはからよく分からない。恐らく心理学者でも保育士さんでもないので限り分からないだろう。
だが、例え恐怖の対象であったとしても、第三者からの問いかけが効果的なのは間違いない。
引き続き、これまで通り親からの言い聞かせを行っていくつもりではあるが、「大声を出してしまいそうな時」や、「いよいよ手が出てしまうかもしれない時」には積極的に活用しようとは思う。
僕自身の怒りに任せた行動が子どもに悪い影響を与えるほうが良くないだろう。
今後は用法用量を守り、適度に『鬼から電話』を頼っていこうと思う。
鬼から電話
MediaActive Inc.無料posted withアプリーチ
以上、ありがとうございました。
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